第4章 母子手帳の秘密
櫻井side
翔「お前は 知っていたのか?
この子達の父親が
俺だって…。」
和也「いいえ。知りませんでしたよ。
ただ 妊娠してるんだなと
思いましたけど。」
翔「何?」
和也「妊娠すると 必ず
お腹を触るんです。
この子がいる…守らないと…。
大野さんは 手が暇になると
必ず お腹を触っていました。」
翔「じゃあ なんで
言わないんだよ。」
和也「あの人は 自分の事よりも
人の事を優先するんですよね?
それは あんたが
知ってるんじゃないですか?
大野さんの気持ちを…。」
霊夢「まー?」
和也「大丈夫ですよ。
ママは帰ってきますよ。
ほら翔さん 大野さんを
迎えに行ってください。」