第3章 : 2st
少女が訪れたのはきっと治安の悪い区だろう
少女のような幼い年のものは周りを見渡して一人たりとも見かけない
「よう、嬢ちゃん...こんなとこでなぁにしてんだあ??」
「こんなとこ軽々と来ていいもんじゃないよォ」
少女は知らぬ間に見知らぬ男5人に囲まれていた
「よく見りゃ幼いがえらいべっぴんさんじゃないか」
男達は不適切な笑みを浮かべている
『(気持ち悪い...)』
「黙り込んでどぉしたのかなぁ??
あぁ、お兄さん達が怖いのかなぁ...そんなに怖がらないでよ」
そういって一人の男が少女に触れようとした時、少女は男に斬りかかった
『…容易く触れるな』
「うあああああああああああああ」
少女の見た目には合わないくらいの強さで男の腕を切り落とした
「やりやがったな!!お前らかかれ!
殺すつもりで殺れ!!」