第17章 誓い@高尾@
「ごめんっ!ごめんユウ!
頼むから、俺の話聞いて…。」
さっきまですっごく怒ってたはずなのに
こんな風に謝られると愛しくなるのは何故だろうか
「ほんとは、確かに転んだんじゃない。
向こうが、俺の休憩中に勝手につけてきて…。
『今の人と別れて私と付き合おっ。』
って、キスされかけた。
微妙についちゃってるみたいだけど
ちゃんとよけたし断ったから!
ただ、こんなこと聞いて、信じてくれるだろうけど
いい気はしないだろうなって…。」
後ろでいつもよりトーンの低い声がする
なんかもう、信じてるしどうでもいいんだけど
もうちょっと、拗ねてみようかな…