第16章 誓い@赤司@
「父さん、僕に何をさせたいのですか?」
と話を進めた
お父様は征十郎君に似た笑みを浮かべ
こう言った
「誓いでも、たててもらおうか。
赤司家だからといって、一般の人を愛することを禁止しない。
ならば、一生愛すると誓え。
それも出来ぬような相手なら
交際は考え直してもらう。」
ぬぅーーー⁉︎
いきなりそんな事、心の準備が!
そもそも私はもしかしたら征十郎君にとって
『誓いをたてるべき相手』
ではないかもしれない
今まで確かに好きだと言ってくれた
でも、あくまで高校生の恋
だったのかもしれない
今拒否されたら
この先生きていけない…!
不安が私を責める