第3章 計画
なんか、
シーンってなった
あっ
俺、今の口に出しちゃった
のかも
わかんない
どっちだろう
あせっていると
先に口を開いたのは
美結だった
美結
「 風磨くんって、
私のことをそう思ってたんだね 」
風磨
「 いや、別に
悪い意味とかじゃなくて 」
マリウス
「 僕、華菜ちゃんが好きっ! 」
健人 • • 美結 • 華菜ちゃん • 俺
「 え、? 」
マリウス
「 だから、僕は、
華菜ちゃんが好きなのっ! 」
華菜
「 なんで? 」
マリウス
「 別に、
理由とかなく好きなんだもん 」
華菜
「 いや、そうじゃなくて
何で今いきなりこのタイミングで? 」
マリウス
「 風磨くんが華菜ちゃんのこと好きだから 」
「 俺、別に、華菜ちゃんのこと
好きじゃないよ。友達としては
好きだけどね 」
マリウス
「 えっ、えっ? 」