第13章 ◎守れない-雅紀-side
朝起きたら香織ちゃんはいなくて、
メモ書きがあった。
'相葉さん、よかったら
また会ってください。香織'
そのメモに少し冷や汗をかいた。
だって、こうしてしまったのは自分だ。
彼女をその気にさせたのは自分だから。
「……あ」
スマホの電源を入れると、
着信履歴にはの名前
この時間だと香織ちゃんと、
あんなことをしてるときだ。
「………あ"~……できないよ、電話!
ムリでしょ!だって俺……俺……」
でも付き合ってるわけじゃない。
別に幼なじみだし……
ただのなんか話だったかもしれないし…
っておーい……なんだこの悪魔と天使
もうパ、パルプンテっ!
「あっ……え、お、押しちゃったっ!!!」
どうやら通話ボタン押しちゃったみたい
どう、しよ、う。