第6章 ◎イヤな奴-雅紀-side
'雅紀は、どう思う?'ってなに?
'彼女いるの?'ってなに、それ
それってどういう気持ちでの質問なの?
俺の知らないとこで、
がどんどん綺麗になってて、
それは俺の力じゃないの。
そんなの分かってるよ、分かってる。
「あ"ー!もう、パルプンテ状態だよ!」
頭をワシャワシャかきながら、
楽屋に入るとニノが'うわっ'とか言ってきた。
だから、もっかいワシャワシャしてやった。
「やめろやっ(笑)犬か!」
「………………雅紀だし」
「………………知ってっし……で?なによ」
ニノって分かるんだよね。俺の気持ち
もうニノと付き合いたい。
「嫌だよ、あなたみたいにうるさいのは」
ほらね?エスパーだよ、もう
リーダーが言ってたもん。エスパーだって
「エスパー、どう思う?」
「は?なにそれ……え、今さらアダ名?
しかも、ダサすぎでしょ。それ」
ソファーで雑誌をパラパラ見てるニノの
隣に座ってそう言うとニノらしい返答
「で、さんがなに?」
「………………もう、お前恐いよ!ヒャハハ
なんで、分かるの!???」
「恐いのに笑うなやっ(笑)
エスパーってつけたの誰なのよ」
やっぱニノって好きだな。うん。好き
あ、だめだ。これも読まれちゃうな。