• テキストサイズ

最愛 【黒子のバスケ】

第10章 near &far


side青峰

電話を切った俺にさつきからメッセージが届いた

(大ちゃんみさきの事いじめすぎ!腰抜かしちゃったじゃん)

(はぁ?)

そんな訳ねぇだろ。電話しただけで腰抜かすって詐欺にあったばぁさんじゃねぇんだからよ

(大ちゃんがいじめすぎてみさき真っ赤になって腰抜かしちゃったの)

(そこまでいじめてねーよ)

ちょっといじめてやりたくなったけど軽くいじめただけだ。
本気でやんならもっとやるに決まってる

何が何でも俺が聞きたいことを言わせる。

でもみさきはすぐ照れるし男に免疫もねぇっぽいからすげぇ軽くちょっかい出す程度で我慢してるっつーんだよ

みさきなんて反応が可愛すぎだからいじめてやろうと思えばいくらでもいじめられるけど泣かすまではやんねぇし、加減だってする。ちゃんと初心者コースでやってんだろ?

それにマジでやってあれ以上エロい顔されたり甘えた声聞きゃ俺だって理性が利かねぇ。
欲に任せて何かしてみさきを傷つけたり、嫌われたりすんのだけは絶対ぇできねぇ。

(みさきは初心なんだからもっと手加減しないと嫌われるよ)

さつきのヤツ…
俺に一番ダメージのある言葉を知ってて使ってきやがるからタチが悪りぃ。

(こっちはすげぇ我慢してんだからけしかけてくんな)

そうだ
そもそも今回はさつきがみさきを嵌めてあんな可愛いこと言わせたのが事の原因だ。

後2日で会えるけどそれがめちゃくちゃ長げぇ。

PCからスマホにいれたみさきの画像を見て冷たい画面の頬に触れる。
本物のみさき頬は温かくて柔らかくてすべすべしててこんな無機質なものじゃねぇ。

それでも今俺がみさきの顔を見れるのはこのスマホしかねぇから、それで我慢する。


火神んちにいるときはさすがに同じベッドに寝るなんてしねぇけどハグくれぇならしても怒られねぇだろ。
抱きしめるとぴったり沿うみさきの体は、何度抱きしめても飽きねぇどころか全然足りねぇ。


みさきはそんな事微塵も感じてねぇだろうけど、俺にとっては多分みさきが運命の女。

みさきより巨乳な奴なんて山ほどいる
みさきより料理が上手い奴もいる
みさきより部分的に優れた人間は沢山いても、みさきは一人しかいねぇ


小柄で綺麗で可愛くて照れ屋で
めちゃくちゃ飯が旨くて強くて弱いみさきが世界一愛しい
/ 1719ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp