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最愛 【黒子のバスケ】

第4章 揺れる心



着替え途中なのも忘れて一緒に入っていた香水のコンセプトが書かれた紙を読んだ。

Le premier amour

初めての恋か…






初めて恋をした時の甘酸っぱさを思い出させる香り…


恋なんてしたことないけど確かにこれはいい香りかも












コンセプトと香りの説明の紙を食い入るように読んでいると寝室の扉が一気に開かれた




「‼‼」



「お前さ…



はぁ…まぁいいや。服着ろ」


一瞬目を見開いた大我だったけど、すぐに呆れたような顔になって静かにドアを閉めてくれた






びっくりしたー……
心臓止まるかと思った

てか大我の方がびっくりか…



バスローブを着てるから体を見られたりはしてないけどベッドに乗せてた下着は多分絶対に見られた。


まぁ大我があたしの下着見てどうこう思うなんて絶対ないけど…



香水を吹いた下着を身に付けながら考えたのは青峰さんの事だった。



恋なんてしてない

これは恋じゃない


言い聞かせれば言い聞かせるほどにそれは恋なんだと思い知らされる気がした。



この2週間、睡眠もままならないほど忙しかったから考えずに済んでたのに…


香水の名前もコンセプトもすべてがあたしに青峰さんの事を思い出させているように感じた




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