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最愛 【黒子のバスケ】

第10章 near &far


年明け後最初のアメリカ出張に行くために用意をするあたしに大好きな人からの電話が鳴る

少し前の体調不良で何件か仕事のスケジュールをずらしたせいで結局前日まで仕事になってバタバタだったけど国内の予定していた仕事は全部こなしきれた。

やっぱ体調管理って大事。

「もしもし」

「明日からNYだろ?」

「うん!久しぶりのアメリカ」

「久しぶりって…10月までいたんだろ?」
そうだけど、4か月ずっと日本で仕事なんてあたしにとっては結構珍しい。
元々アメリカでメイクをしてたから呼ばれればいつでも行くし帰国したばっかりであんまり日本の仕事がなかったときは半分以上をアメリカで過ごしてたから、4か月って結構久しぶりな感じだった

「いたけど仕事はほとんどしてなかったからなんか久しぶりだなって思うの」

「今回は何やんの?」

「ミスユニバースのNY大会のメイク講師と審査員。普段の仕事とはちょっと違うけどすっごく楽しみなの!同じ人間とは思えない美女たちを見られるのと骨格に触らせてもらえると思ったらもう興奮して眠れない!」

今回はメイクの仕事じゃなくて講師と審査員。あたしがアメリカで出したメイクブックを見た主催者側があたしのメイクを気に入ってくれて是非にって呼んでくれた。

「ははは!ホント仕事好きだな」

「うん。メイク大好き!あ、フレグランスの件メイク最初に言ってもらったのにできなくてごめんね。あたしのBOSSがするからあたしより完璧な仕上がりに間違いないんだけど、あたしも青峰君仕上げてみたかった」

「今回はお前がチーフなんだからしょうがねぇだろ?謝るなよ。それに日本に戻りゃ嫌でも雑誌もテレビもあるからその時は絶対ぇみさきに頼む」

「うん!よろしくお願いします」

青峰君は絶対仕上げ甲斐がある
雑誌で見ただけだから何とも言えないけど、ハグしてもらった感じ大我よりは骨は細いのに完璧に鍛えられてる体と端整な顔立ちは誰が見ても惚れ惚れするハズ。

「明日起きるの何時だ?」

「朝の6時に起きて前回と同じフライトで行く」

「ならまた電話すっから用意済んだらしっかり寝ろ」

「いいの?」

「あぁ」


ほんとはもっと電話してたいけど、あたしも用意があるし、青峰君だってやることがあるだろうから寂しいけど電話を切る。

それにまた朝声が聞けるもんね。







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