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最愛 【黒子のバスケ】

第8章 それぞれの場所


検査結果はもう見慣れてて自宅に送ってもらうことになってるけど新しくアレルギーが見つかったら病院から呼ばれて説明を受ける。
大体は果物だから食事に気を付けてで終わりだけど。

採血を終えて内科に戻ると先生が来ていて聴診器をあてたり喉を見てくれたりして、北海道にいたことを言うと寒さで一時的に体が過剰防衛を示したことによる発熱で今日はゆっくり休むようにということだった。

「お待たせ」

「なんだって?」

「北海道が寒すぎてあたしの体が過剰防衛したらしい」

診断結果を2人に話すと寒さに弱すぎって笑われた。



会計を待っていると白衣を着た真太郎がこっちに歩いてきた。

「みさき、風邪か?」

「ううん。寒すぎて熱出しただけみたい。よくあたしがいるの分かったね」

「当然なのだよ。お前は特定疾患患者なのだから診察券がスキャンされた時点でどの科でも現状が分かるようになっている。今日は休みか?」

「うん」

「ゆっくり休むのだよ」って言って美緒とさつきに目配せしてから私の頭を撫でて外科に戻っていった。


会計を済ませてからマンションに戻ると二人から寝てなさいっていわれておとなしくそうすることにしてベッドに入るとすぐに眠ってしまった。



どれくらい寝たか分からないけど目を覚ますと朝よりもずっと体が軽くてリビングに行くと二人がまだいてくれてちょっとホッとした。


「おはよー」

「体調どう?」

「もう全然大丈夫」

「よかった。まったりしよ」

特に何かやることがなくてもこうして一緒に過ごせる友達っていい。

ソファでダラダラしてるとインターホンが鳴ってモニターを見ると「お荷物でーす」って明るい声が聞こえた。

なんか頼んでたっけ?

まぁいっか。
「開けますね」

モニターを切ってしばらくすると玄関のチャイムがなって出ると大きめのビニールに包まれてる国際郵便だった。

「青峰さんからお荷物です」

「えっ⁉」

「え?!なんか違います??」

あたしが驚いたせいで配達員さんもて驚いてる。

「…黒須さんですよね?」

何度も荷物を受け取っている配達員さんだから顔はおぼえられていて、確信を持った上で名前確認をされてしまった。

「あ、はい。いつもありがとうございます」

受領をしてリビングに持って入ると二人がこっちを見てる。


「なんだったー?」
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