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最愛 【黒子のバスケ】

第8章 それぞれの場所


無事に鼻血も止まって試合は第2Qを終えた。

試合は取って取られてだけどキャブスのリードで前半を終えてハーフタイムでチアリーダーが踊ってる。

「みんな巨乳でお尻丸くて脚長くて美人でいいな…」

「みさきってそんなにおっぱいに興味あったっけ?」

「そりゃ、ないよりあった方がいいってずっと思ってたけどさ…」

「大ちゃんでしょ?」

だから、さつきはあたしの心読むのやめてよね。

「だってさ、あの雑誌見ちゃったらさ、巨乳以外は好きじゃないっぽいんだもん。まぁでもあたしが巨乳じゃないから女としては見られてなくてNYで一緒に過ごせたってのもあるんだけどさ…」
あたしが青峰さんにべた惚れって知ってる二人に何を隠してももう無駄だと判断して正直に答えた。

「食べのもとか運動とかマッサージとかやってみてはいるものの即効性はないよね」

「そんな事大ちゃん気にしないと思うけどね。確かに巨乳好きだけど、あの雑誌の答えはめんどくさくて巨乳で済ませられるところは全部巨乳って答えた感じだと思うよ」

「確かに。あのページ読んでて質問読みながら“どうせまた巨乳って答えでしょ”って思いながら笑って読めた」

「そっかぁ。因みにさ、二人ともどうやって巨乳になったの?」

「「え、何にもしてない」」

ショック…何もせずに巨乳な二人と何をしてもぺちゃんこの私。

「みさきはおっぱいで勝負しなくていいの。その細い腰と長い脚とすべっすべのお肌が魅力なんだから」

「腰って魅力じゃないじゃん…」

「そのうち分かるよ。そろそろ第3Q始まるよ」

さつきに言われてテレビに視線を戻したけど青峰君が出てない。

そもそもフル出場しないのが普通って聞いてたから、どこかで下げるだろうなって思ってたけどもうちょっと見たかった。

それでも試合は見る。
大好きな人がしていることがどんなことなのかもっと知りたいし、チームの人たちの顔も見てみたい。

「すごい…なんか、みんなすっごいおっきいね」

「確かに」

「大ちゃんって日本にいたらすっごい目立つんだけどNBAだと普通だね」

「大我もそんな感じだなー」

「火神さんと青峰さんってどっちが大きいの?」

「「大ちゃん(青峰君)」」

あたしは自分が小さいからなのかよく人を見上げてるからその感覚で大体身長が分かる。誤差1.2㎝で当てられる
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