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最愛 【黒子のバスケ】

第3章 確信



みさきはプライベートではそれなりに喋るし笑う。
でも仕事ではほとんど喋らねぇってパットが言ってた。
ハードスケジュールで動くクライアントに少しでも休んでほしいと思っているらしい。
要望があれば聞くし提案もするけど関係ないことをごちゃごちゃ話すタイプじゃない

「てゆーか、俺とみさきっちが一緒に仕事してるの知ってたんなら最初から幼馴染だって教えてほしかったスー」

イケメンはふてくされてもイケメンだな

「あー悪り。知ってんのかと思ったわ」

みさきは自分の事は一切教えねぇからそんな訳ねぇけど



ふてくされた黄瀬を適当にあしらうとマンションが見えてきた


可哀想だけど起こさなきゃな…

肩を揺らしても全然反応しねぇ

おぶってやってもいいけど、今の服装を見る限り現実的な案とは思えなくて、何度か肩を揺らして徐々に強く揺らすと驚いたように目を覚ました

「もう着くぞ。部屋まで頑張れ」

「…ごめん…爆睡」


ロータリーで降ろしてもらって赤司の運転手にお礼を言って、黄瀬がバスケしたいっつーからこの帰国中にやる約束をして別れた
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