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最愛 【黒子のバスケ】

第1章 視線の先


少しずつ意識が覚醒して時計を見ると乗ってから既に5時間が経っていた。


アメリカでの仕事を詰め込みすぎたせいで睡眠時間が足りていなかった分をここで少しだけ取り戻せたけど乾燥対策もせずに寝ていたせいで肌も喉もカラカラ

とにかくスキンケアをしないと明日のメイクに響くと思い機内でできるスキンケアとCAさんから貰ったドリンクで喉を潤した。

だけど、眠い……

コンタクト外してもう少し寝よ…


『3時間後に起こしてもらえる?』

『承知いたしました』






















3時間はあっという間で優しい声であたしを夢から現実に導いてくれた。


そのCAさんは私のメイクブックを買ってくれていて、機内でのスキンケアについて聞かれたからオススメのシートマスクをプレゼントしたらとても喜んでくれた。




あと3時間で日本に到着する。
浮腫むと大変だからここからは寝ずにマッサージと食事をして過ごすことにした。

昔は機内でのケータイは御法度だったけど今は機内WiFiが使えるからLINEを確認すると美緒からメッセージがきてる。

(涼太の髪あたしがやるんだけど涼太の説明が分かりにくいからやり方教えて)

やっぱり画像無しじゃ分かりにくいよね。
黄瀬くんに説明する時紙に書いた方が良かったかも……

(手に柔らかめのワックスを伸ばしてかきあげてサイドは綺麗に見えるように筋を作って後頭部に流して)



黄瀬君どんな説明したんだろとか、まだ起きてるのかなとか美緒は優しいなとかいろいろ考えていたらあっという間に着陸5分前でシートべルトを締め直した。




無事に空港に着いて入国手続きをしてタクシーに飛び乗ると大我にメッセージを送った。




(スケジュール通り帰国できた。また後でね)


マンションに戻って大急ぎでシャワーを浴びて披露宴に出かける用意を整える。
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