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最愛 【黒子のバスケ】

第7章 近づく距離


用意された飯に手を付けて色んなことを話しながら黒須と食うのはすげぇ楽しかった。


好きなものや味付け、苦手なもの
少しだけど黒須を知れた。

綺麗な食べ方は相変わらずだったけど、寿司屋にいた時より今の方がゆっくり話せた。




焦ることでもねぇか…

あのタイミングで人が来たのは却ってよかったかもしれねぇ。


「デザートサービスしてくれるって」

「ホントに⁉」

「あぁ」


ホント可愛い顔して笑うんだよな



料理食い終わってお腹いっぱいとか言いながらシャーベット頼んで嬉しそうに食って、たまに見える舌がエロい。


けどこんなこと思ってんなんて知られたら絶対ぇ嫌われるから、必死に冷静を装ってコーヒーを飲みほした。


黒須は泊らねぇって分かってたけど部屋に戻るっていうまでは俺も言い出したくなくて言わなかった。


「お腹いっぱい。すっごく美味しかったね」

「だな」


あー…戻っちまうのか…


朝まで女といるなんて絶対ぇ無理で自分のテリトリーに入れんのだって嫌だった


けど黒須とは一緒にいてぇ




泊まるなんてことは一切考えてねぇ黒須が戻る前に夜景を撮るためにスマホを出そうとした時、デカいクレヨンみてぇなのが俺の足元に転がって、黒須見ると明らかに表情が強張って固まってた。


細かい文字がごちゃごちゃ書かれたそれを拾って黒須に渡すと、俺の質問には答えずに相変わらず硬い表情でそれを受け取って小さいバッグに入れた


なんか…ヤベェもんじゃねぇよな?


どっからどう見ても薬中には見えねぇけど…
もしそうならやめさせねぇとヤベェだろ




誤魔化された質問をもう一回すると、それがアレルギーの薬だってことを教えてくれたからなんでそんな焦ってたのか分かんねぇけど、緑間んとこの患者ってのと関係があってそれが黒須を追い詰めちまうなら、何のアレルギーなのかだけ聞ければよかった。


ラテックスアレルギーなんて初めて聞くアレルギーだった。

ゴムっていわれりゃあっちのゴムはどうなのかすげぇ気になるけどそんな事聞けねぇし…
警戒させたらもう会ってもらえねぇかも知れねぇし…

いつからこんなに慎重になったか自分でもすげぇ不思議だけど黒須だけは怖がらせたくなかった。
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