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最愛 【黒子のバスケ】

第24章 ヴェラザノ・ナローズ・ブリッジ


さつきも美緒も橋を堪能できたみたいで大満足のニコニコ顔でこっちに戻ってきてハンナと大我もいつの間にか近くに来ていた


目的地を勘違いするってハプニングはあったけどそのおかげでこの橋から夜景を見ることができて1年前のいろんな話ができた。


それに明るかったらこんなに堂々としていられないから結果として目的地間違いはありがたい誤算だった


たくさん休憩できたから今度はあたしがまた運転で男女に分かれて車に乗り込んだ


それにペニンシュラとプラザはそれほど離れてないから青峰君と同じ車に乗ってるのを万が一にもカレンに見られたらここまでのことが全部無駄になってしまう


念には念を入れてホテル付近では別行動することにしていた


万が一ホテルがバレたとしてもたまたま同じだっただけで部屋は違うとかここのホテルにクライアントがいるとか食事に来ただけとか言い訳は色々あるけど一緒に出掛けてるのを見られたらいい訳ができない


カレンのスケジュールは知らないけどこの現場に入った目的が青峰君なら仕事は緩めで自由時間が多いと思ってよさそうだった

それにカレンにはあの正体不明のサラがいるから警戒を怠らないに越したことはない



夜風が少し冷たいことで開けていた屋根は閉じたけどあたしたちは行きと同じように大騒ぎして信号待ちでブルックリンブリッジで撮った写真を見せてもらった


時間的に車が多いせいかいつもより時間はかかったけど無事にホテルに戻れて半日のドライブを終えた



仕事で嫌なことがあっても、厳しい現場でもこうやって友達がいてくれるだけで精神的な負荷が全然違う。

愚痴を言っていい、我慢しなくていい、一緒にストレス発散しようって言ってくれる友達がいるだけで気持ちがすっきりして切り替えられて明日からの仕事も頑張ろうって思える


もちろん青峰君だってそうしてくれてるしあたしは青峰君に甘えさせてもらうことでストレスを発散してるけどやっぱりパンチバックとかは女同士の方がいい。

青峰君にあの大暴走を見られるのはやっぱりちょっと恥ずかしい。


これは多分猫かぶりなんだけど被っておいた方がいい猫だと思う。

心からの友達って言うのはどんな時だってあたしを引き上げてくれる
だからあたしもみんなが落ちてる時は必死で引き上げる側になるから…
この現場はもう少しみんなの力を貸してください
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