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最愛 【黒子のバスケ】

第24章 ヴェラザノ・ナローズ・ブリッジ


side黄瀬


みさきっちを安心させる策は青峰っちのポカでみさきっちを大泣きさせることになっちゃったけど誤解も解けてみさきっちに笑顔が戻った


俺と美緒も最初しょっちゅうすれ違ってはみさきっちに助けてもらった。
すげー懐かし…


「火神、忘れもんした」

「はぁ⁉戻らねぇぞ」

「みさきが持ってっから次の信号待ち運転席側に幅寄せしてくんね」

「しょーがねぇな」


俺と黒子っちはこっちでは運転できないし日本では見たことすらないこの高級車

火神っちは車も運転も好きらしくこのデカい車をスイスイ運転してる


そしてみさきっちも

あんなデカいBMを運転できるようには到底見えないけど運転がめちゃくちゃ上手い



片側4車線のどでかい主要幹線道路で車もめちゃくちゃ多いから火神っちと青峰っちに気付く人がいて車の窓を開けて手を振ってくる子供たちに手を振り返す二人がかっこよすぎる


俺もこっちでちゃんと結果を出したい。
出さなきゃいけない


英語頑張ろ…


新しい空気に触れると必ず目標ができる
美緒にかっこいいって思ってもらえる男でいたい



俺の目標は青峰っち
知り合ってからずっとこの人のかっこよさに憧れてる

全然追いつけねぇけど…

まぁ俺は下着は真似できないけど、あれだってみさきっちを安心させるためにしたことだと思えばすっげぇかっこいい



前を走るみさきっちの車が信号が赤になるのを見計らってブレーキをかけると、火神っちが車線変更して、こっちの助手席側が向こうの運転席側とすれすれに近づくようにぴったりと車を止めた。


「大我、近い」

「青峰が忘れ物したって」


こっちの信号は長くて東京の3倍は待つ
違う車なのに普通に会話する幼馴染の二人はなんかこういうのが慣れてるって感じだった


「何忘れたの?」





ティアドロップのサングラスでほとんど顔は見えないけど口元がめちゃくちゃ笑ってて青峰っちと近いみさきっちはすっげー嬉しそう


ほんと青峰っちの前だとこの子はいい顔する


まぁ青峰っちもだけど


「すげー大事なの」





サングラスを外した青峰っちがサイドミラーに写って、めちゃくちゃ優しい顔をしてて、ビリビリするような甘い声で囁いた。









そして次の瞬間………
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