第6章 本当に好き?
寮での事。
私は、轟くんの部屋に呼び出された。
「俺の事、嫌いか?」
急に轟くんの口からそんな言葉が飛んできた。
「どうして?」
「訓練、俺は出てほしかったのに断られたから」
そんなことで。
「何言ってんの?好きに決まってるじゃん!」
私はそう答えた。
「じゃあ、好きなんだったら俺と一緒に死ぬ事もできるよな?」
「うん」
普通の人は驚く言葉も、私は凄く嬉しかった。
だから即答した。
私たちは、包丁を構え心臓あたりを刺しエグった。
その時、
「これからも一緒にいよう」
轟くんがそう呟いた気がした。
「そうだね」
そこで意識は途切れた。
終わり