第4章 特別な場所*黄瀬涼太[黒バス]
~後日談~
2人の休みが重なって、お出かけ。
「奏とデートなんて嬉しいッス!」
「別にデートじゃないんだから///」
「そんなに赤かったら説得力無いッスよ~!」
という結構おなじみの会話をしていたのだが…
問題は起きた。
これだ。
…プリだ。
「奏っちとチュープリ撮りたいッス!」
見られないことを良いことにそんなこと言ってきた。
「やだ、てか無理!」
「恥ずかしがらなくても誰も見てないし大丈夫ッスよ!」
なにも大丈夫じゃない。
言い争っている間にカウントダウンが始まり、涼太の顔も近づいてくる。
身体は勝手に動いた。
パシャ。
ドンッ!
シャッター音と鈍い音が響き、気がつくと涼太がうずくまっていた。
「ごめん。身体が勝手に、ね。」
全力で目をそらした。
…撮れた写真についてはご想像にお任せします。(笑)