第21章 友達以上恋人未満*西谷夕[ハイキュー]
「んで、この式を使って…ここにこれを代入すれば……」
「出来たっ!」
「でしょ!」
現在、幼なじみの点数のために勉強を教えている。
「ノヤはやれば出来るんだから。」
「いや、お前の教え方がいいんだろ…!」
「そう?あ、暗記用のノートもあるからこれを覚えれば大丈夫だと思うよ。貸してあげる!」
そう言って、ノートと赤シートを出す。
「うぉぉぉ!お前、天才だろっ!」
スッゴいきらきらした目でこっちを見てくるので、思わず吹き出した。
「アハハっ!誉めてもなんにもないよ。…ほら、早く終わらせてガリガリ君食べにいこ~」
「おう!オレが奢るぜ!」
「やった、ラッキー☆」
幼なじみらしいたわいのない会話。
ねぇ、気がついてる?
私、ノヤが好きなんだよ?