第17章 いつもそばに。*桜井良[黒バス]
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二人目は高校の入学式で出会った。
失恋のショックで、もう恋なんかしてやるか!って思ってたのに……
彼に惹かれてしまった。
恋に落ちたのは彼も同じだったようで、すぐに付き合い始めた。
いつも隣にいて、一緒にいるのが当たり前で……その当たり前がとても幸せだった。
毎日が輝いて見えた。
運命だって、本当に思った。
でも別れは突然だった。
「うそ……事故にあった…?」
頭が真っ白になった。
信じたくなかった。
考えたくなかった。
だけど彼は私の隣からいなくなってしまった。
彼に触れた私の手が、妙に熱かった。
あの熱を私は忘れない。