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【カーニヴァル】新月の裏側

第11章 艶めく華のごとく


「どうした?お前の力はこんなものじゃないだろう?暴走しても止めてやるぞ?」
急に、全身を地面に叩きつけられた。バンシーの圧力を上げたんだ。
そうだ。相手は平門。遠慮してたら敵う相手じゃない。
暴走はさせない…力を制御して、自分の力で、戦うんだ…!
私は重い体をゆっくりと起こすと、風圧でバンシーを蹴散らした。
瞬時に消えて、平門の手に帽子として戻っていった。
「さすがだな…風圧だけでバンシーを吹き飛ばすとは…」
平門の声が、少しだけ遠くで聞こえる。
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