第17章 いつもの刺激的な日常
背中のホックを外され、下着をズラされて、今頃になって乳房が開放される。
両方の膨らみを掴まれて、先端を唇が覆う。
なんだか・・・秀一さんに食べられてるみたいだ、と思う。
「ぁ・・・っ・・・しゅういちさん・・・おいしい?」
「ん?・・・ああ、美味い。お前のカラダは、甘くて・・・いい匂いがする・・・」
「あ・・・あぁ・・・う、そぉ・・・」
「何度抱いても、また食べたくなる・・・っ」
強く吸われて、硬くした舌で先端を刺激される。
反対も指先で擦られて、身体が捩れて腰が浮いてくる。
ナカの秀一さんがイイ場所に擦れて、大きな声が上がる。
「あっ・・・あぁっ!あぁ・・・あっ」
「まだイッたばかりだろ・・・もう欲しいのか」
「あぁ・・・ぁ・・・しゅういち、さん・・・」
「ほら、また腰が動いた」
涙が滲んできた。目尻にキスをされて、溢れそうな涙を舐め取られて。耳の端を甘く噛まれる。
「・・・かおりの一番感じる所・・・思いっきり突いてやろうか?」
耳元でそんなことを言われ、全身をゾクゾクと何かが駆け抜けた。もう身体中の骨が溶けてしまいそうだ・・・
その一言ですっかり期待してしまったナカが、切なくきゅうきゅうと秀一さんを締め付ける。
いつの間にか呼吸は浅く速くなり、目尻からはまた涙が溢れていく。
「あ・・・っ・・・はぁ・・・っ」
「やらしい顔して・・・」
秀一さんが身体を起こしてわたしの腰を掴む。
ゆっくり入口近くまで引き抜かれたソレが、そこでごく浅く動かされる。
「ほら、どうなんだ、ちゃんと口で言ってみろ」
「ぁ・・・な、んでそんな、意地悪する、の・・・」
「お前が可愛いからだろ・・・で、かおりは・・・俺にどうされたい」
物凄い量の色気を纏った圧力が、声と共に斜め上から降ってくる。
秀一さんにこうやって見下ろされると、胸が痛い程ドキドキする。
「あ、あぁ・・・早く、しゅういちさんので、奥、ついてほし・・・いっぱい突いて・・・っん・・・あぁも、ぅ・・・」
「ああ・・・加減はしないぞ、滅茶苦茶にしてやる」
涙で滲む視界の中でも分かる。
したり顔でこちらを見下ろす秀一さんは、恐ろしい程男っぽくて。
この人に、滅茶苦茶にされたい。