お兄さま代わりに近衛隊に入ります?【神宮寺レン】 R18
第9章 結婚の準備
婚約の発表も筒がなく終わり第一皇子の結婚式のあとに私たちも結婚式を挙げることが決まった
第一皇子の結婚式は婚約発表と同時に日時が公表された
レン殿下は多少不満がある様子だったが陛下の順番に執り行いたいという意思を受け入れた様子だった
ただ準備だけは抜かりなく進めている
お陰で城内は朝からメイド達が大忙し
ちまたで話題のドレスショップからそうでないもの、フリーのデザイナーなどがデザイン画を持って朝から登城してくる
「いかがですか?我が店自慢のデザインをお持ちいたしましたわ」
そういいお店やさんを私の前に広げる
あくまでもメインは第一皇子の結婚式のはず
それがなぜ私の前にという疑問が当初あり陛下に順番が違うのでは?と抗議したところ
「独占欲の塊の第一皇子が他人に一任するはずがないだろ」
その一言にどこか納得する自分がいた
私はというと着たいものを着たいというのとサプライズにしたいという思いから業者が来る間は陛下の立ち入りを制限した