第19章 復活
弦真side
瀞霊廷を眼下に見下ろし、嘲笑う。
弦「やっと俺の願いが叶う……」
ア「えぇ、ようやくですね」
後ろにいるアレンが嬉しそうに言う。
あの中の間抜けな連中は、今から攻め込まれるなど微塵も考えていないだろうな。
あれから三百年。力を蓄え、仲間を集め、恨みをバネにここまで生きてきた。
弦「もうすぐだ。もうすぐ……っ」
あいつはどんな顔をするんだろうな?
あれだけの深手を負わせたのだから、まだ傷は癒えてはいないだろう。弱っている今がチャンスなのだ。
弦「アレン」
ア「はい」
弦「みんなを集めろ」
弦「俺たちの恨み。今ここで思い知らせてやる」
弦真side 終