第17章 まさかの事態
(『あ、あの...』)
何なんだ、この人たち。本当にこの人達があの〝王族特務零番隊〟?には...
(宗「やんのか、ブス!?」)
(有「受けて立つわよ!!」)
見えないけど…
(「いい加減にやめたらどうですか?」)
(『うおっ!?』)
驚いて隣を見ると、柔らかそうな茶髪をした男の人がいつの間にか立っていた。
びっくりした...全然気が付かなかった。
そんな私を見て、その人は微笑んだ。
(「猿や子供じゃないんですから、ぎゃあぎゃあ喚かないでください。みっともない」)
わざとらしく「はぁ」とため息をつく男性。
(有/宗「誰が猿や子供だって!?」)
(「あなた達ですよ」)