第16章 斬魄刀異聞
剣「さてと、俺はもう行くぜ」
浮「どこ行くんだ、更木?」
その問に更木剣八は楽しそうに答えた。
剣「決まってんだろ?朽木の野郎を見つけ出して勝負するんだよ」
八「剣ちゃん、楽しそーー!!」
この人は怪我とは縁遠そうだな...
苦笑していると、
夜「闇雲に探しても見つからんぞ」
一「夜一さん!」
砕蜂隊長を携えた夜一さんが立っていた。
浮「四楓院夜一、戻ったか」
夜「派手にやられたもんじゃのう」
夜一はあたりを見回して言う。
剣「じゃあ、てめぇは奴らの居場所を分かってんのかよ?」
夜「知らん」
剣「なにぃ?」
夜一さんの返事に、更木剣八はイラついたように声を低くした。