第8章 囚われて【黒キラR18】
「……」
キラの部屋でシャワーを浴びた後、ゆっくりと服を着る。
その姿をキラがじっと見ていた。
「ねぇ……」
服を着終わると、頬に手を添えられる。
温かくて、優しい手。
「明日もまた……ね?」
そう言って笑うキラ。
こんな風に悪戯っぽく笑うキラが、一番好き。
毎晩、こうされるのは、私が望んでいる事。
「ご褒美……欲しいでしょ?」
答えなくても、キラはわかってるはず。
「……」
明日もまた、キラの言葉で囚われ、堕ちていく。
私が、それを望んでいるから。
ずっと、貴方に囚われて。
fin