第7章 帰ってきました!:桐皇
『どうしたの?そんな大声出して』
気づかれた………
青(おい黄瀬、この際だからお前聞け)
黒(そうですね。黄瀬くん、聞いちゃいましょう)
黄(なんで俺なんスか⁉)
緑(黄瀬、諦めるのだよ。早く聞け)
黄(緑間っちまで!酷いッス!)
『どうしたの?』
桃「悪巧みでもしてたんじゃないの⁉」
青「ちげーよ馬鹿!」
桃「じゃあ何よ!」
黒(黄瀬くん、早く言ってください)
緑(早くするのだよ。このままだと心がモヤモヤしたままなのだよ)
黄(わかったッス、覚悟を決めるッス!)
なんで覚悟を決める必要があるんだ?
黄「っちに………」
『私に?』
黄「っちに中学時代、彼氏がいたっていう噂あったじゃないッスか?それが本当なのか、ちゃんと聞きたくて………」
『…………………』
黄「っち?」
『それ知ってどうするの?』
中学時代の時と反応が違うのだよ!
こんなに怒ったような、悲しいようなは始めて見るのだよ……
『私に彼氏がいたとして、それは皆にとってどうでもいいじゃん?ほら、気にしない気にしない!』
"それ知ってどうするの?"
この言葉がの口から発された時
俺たちは触れてはいけないことに触れたのが分かったのだよ
これはきっと触れてはいけなかった
は嫌な思いをしたのだろう
一瞬、悲しい顔を見せたような気がした