第5章 繋がる想い(前)
~潤side~
俺は今日、撮影のため湖畔に来ていた
休憩に入ったら、監督から話があると言われたとスタッフの人が言ってきた
…でも呼び出された場所は…
潤「何でこんな山中に呼び出すんだろ…?」
話なら別に何処でも良いだろうし、聞かれたくない内容ならホテルの部屋でも出来るのに…
不審に思いながらも俺は指定された、横が急斜面になっている林の中にいた
潤「遅いなー…」
指定された時間から既に30分が経過し、俺は待ちくたびれていた
潤「これ以上かかると休憩時間がなくなるな…」
しょうがない!時間通りにこない方が悪いんだ!
俺は帰る為、その場を離れようとしたその時
<ドン!>
潤「うわっ!」
突然背中を押された事で慌てて木に捕まり後ろを振り向くと
潤「えっ…何であんたが…」
驚いていた矢先
<ドン!>
潤「うわーーーっ!」
再度身体を押され、俺は急斜面を転げ落ちていった