第19章 またまた世界が変わっても(4)
夢を見た翌日『俺』が落ちたテレビ局の階段に来た
…そういえば、こっちの『俺』が階段から落ちた原因ってなんだろう…
もしかすると俺みたいに怖い思いをして…
和「ああ、何でもないよ。俺達が翔ちゃんの事からかったら照れちゃって、階段を使って楽屋に行こうとして足を滑らせたんだ」
…鈍臭っ←そう言ってる本人も大して変わらない
智「松潤…ホントにこんなんで大丈夫なのか?」
潤「うん、きっとね」
そういえば…昨日俺達が元の世界に戻してあげるって言ってたけど…
俺達が…って…どういう意味なんだろ…
内心不安に思いながら階段まで来て、下を覗いてみた
…やっぱり…怖い…
本当に大丈夫なんだろうか…
俺は元の世界に…『雅紀』の所に帰れるんだろうか…
すると俺の横にいた雅紀と潤が顔を見合わせ、階段下に駆け下りて行った
そして…
潤「翔兄さーん」
翔「…え?」
潤「俺と雅紀兄さんで受け止めるから大丈夫だよー!」
翔「潤…」
もしかして…潤が言ってた俺達が元の世界に…って…
〈ポンッ〉
翔「…えっ…」
突然肩を叩かれて後ろを振り向くと
智「翔くん」
翔「智くん…」
智くんと和也が笑顔で佇んでいた