第19章 またまた世界が変わっても（４）

翔「…ありがとう雅紀…こっちの世界の『俺』に宜しくね…」

雅「翔ちゃんも…向こうの『皆』にお礼言ってね…『翔ちゃん』がお世話になりましたって…」

翔「ふふ…了解」

すると雅紀が軽く握っていた俺の手を強く握り

雅「行くよっ翔ちゃん」

翔「うんっ」

２人で同時に飛び降りた

その時、俺の横をフッ…と空気が流れた感覚があり…

〈ドスンッ！〉

「うわっ！」

翔「…っ…！」

身体に何かがぶつかった衝撃があった

…あれ…？マットレスにぶつかった衝撃じゃない…？

「アイタタタ」

「翔くんっ大丈夫！？」

…え…今の声は…潤…？

声のした方を向くと、そこには潤と雅紀がいた

翔「潤…雅紀…ここは…？」

マットレスがない…確か階段下には智くんと和也もいて…

けど今２人は上にいて…

智「翔くん！」

和「相葉さん潤くんは大丈夫！？」

…『ニノ』だ…じゃあ目の前にいるのは…！

翔「潤っ！」

潤「翔くん！」

目の前にいた潤に思わず抱きつくと、潤も強く抱きしめてくれ

潤「お帰り…翔くん…」

翔「うん…うん…」

やっと…帰ってこれたんだ…

雅「翔ちゃんっ！嬉しいのは解るけど俺を無視しないでよっ！」

翔「えっ？」

あ…雅紀の事忘れてた…