第18章 またまた世界が変わっても（３）

ー…いや…嫌だ…ー

『オラッ！もっと腰振れよっ！』

ー止めろ…助けて…雅紀…ー

「…く…ん…しょ…くん…」

翔「いや…雅…紀…雅紀…」

「しっかりして翔くんっ」

翔「雅…っ…え…」

誰かの声に呼ばれて目を覚ますと、目の前には潤がいた

潤「大丈夫？翔くん…」

翔「…ここ…」

和「病院だよ。翔ちゃん階段から落ちたんだよ」

そういえば俺…あの男達から逃げようとして…

…ん？

雅「翔ちゃん、どうかした？どこか痛い？」

翔「和也に潤…今俺の事なんて呼んだ？」

和「…は？」

は？…って…何が？

智「翔くんこそ…ニノの事和也って…」

翔「…へ？に、ニノ？」

ニノって…誰だ？

するとそこへ難しい顔をしていた潤が

潤「翔くん…怪我をした時の事覚えてる？」

翔「えっ…階段から落ちて…」

潤「俺達の関係性は？」

翔「…兄弟…」

智・雅・和「はあー！？」

えっ？な、何でそんなに驚いてんだ？？？

和「潤くん…もしかしてまた？」

潤「…みたいだな…」

また…って？

翔「あの…」

潤「…これから俺が話す事、信じられないかも知れないけど…」

翔「…え？」

その時俺は信じられない事実を聞かされた…