第11章 それぞれの別世界
その後、智は一度事務所に戻って社長に話して、それから仕事に行くと言って俺達と別れた
その隙にニノを捕まえて人目に付かないように俺のマンションに行った
…その時にふと気が付いた…
雅「ニノ、今日仕事は?」
和「…あのさー…普通それって先に聞かない?…まあ、今日はもう休みだけどさ」
はあー…良かったー…
…って言ってる場合じゃないっ
雅「ニノ、お前何で知ってるんだ?」
和「その前に、俺お客さんだよ?ここでは客にお茶も出さないの?」
…図々しい奴だな…←人の事言えない
俺は渋々キッチンに行き、コーヒーを用意してリビングに戻り、ニノの前に座ったら
和「…で?」
雅「…何が?」
和「何がじゃないよ。俺が何を知ってるって?」
…おいっ!
雅「何でお前、俺が智の事好きなの知ってるのかって事だよ!」
和「アハハ!相葉さん自分でバラしてやんの!」
…はい?
雅「お、お前さっき智に気持ち伝えたのかって…!」
和「俺は『嵐』としてやっていくのか、大野さんに伝えた?って聞いたのに、勝手に勘違いしてるんだもん」
…こいつ…確信犯だな…(ニノが気付いてないハズはないっ!)