第13章 偶然の二の舞
潤くんと来たのは会社の近くの店。
「潤くん、今日主人公名前達いないのに
男二人でこの店はおシャレすぎない?」
「え、そう?俺よく来るよ、一人で。」
一人で!?すげえな、さすがだな!
俺絶対、来ない!
スタッフから席を案内されると、案の定、カップルと合コン最中の男女ばっかり。くそ、月曜日から浮かれやがって。
「ちょっと、すごい席来ちゃったね。」
「あ、俺ワインにしよ、」
潤くんはマイペースにメニューをペラペラ物色中。
んふふ、いいんですけどね、別に。
キョロキョロしていると見覚えねある顔を発見した。
「…ちょっと、…じゅ、潤くん…、」
「…あ?」
私の指差す方向には主人公名前と友人1あだな
…営業部の同期、牧田と池田。
「なんだ、あのメンツ」
潤くんが眉を、歪ませる。
もしや…
「合コン?」
「あんのやろぉ…、許せん…。」
潤くん、一年前も
それで怒られましたよね?
あなたすごく落ち込んでましたよね?
「ちょっと待って、落ち着こう。」
拳に力が入る潤くんの腕を掴んで押さえた。
なんだか、合コンにしては様子がおかしい。
「友人1名前、めっちゃイラついてね?」
うん、そうなのよ。
友人1あだな顔怖いし、主人公名前も泣きそうな顔してる。
ほんとに合コン?