• テキストサイズ

それぞれの選択肢

第12章 黙ってられない






「へ?」






「マキタさんと私が
付き合う設定って何ですか!

勝手に付き合わないで下さい!
そして勝手に束縛しないで下さい!

大体!!先輩は…そんな人じゃない!!
あなた達みたいに…
そんな風に考える人じゃない!
全然軽くなんて、ない…」





安西さんのことだって
あんなに美人で素敵な人、
もう二度と出会わないのに…
簡単な気持ちじゃ
付き合わないし






イジワルばっかり言うくせに
なんでかちゃんと優しいし






悲しいときは
いつも傍にいてくれるし…






そんな先輩が





いつか






傍にいてくれなくなったら…






「…私は…」










先輩もそうなの?






先輩も彼女が出来たら








もう二度と



一緒にいては



くれないんですか?













「主人公あだな…泣いて…」




友人1あだなに言われて
頬をつたう涙に気づいた。



一生懸命すぎて
わけがかわらない。





「…え、何?
意味、わかんないんだけど…」




イケダさん、


初めて意見が合いましたね。









周りがざわつく。



私、何してんだろう。


大声あげて
わめいて


子供みたい。














「何、泣かせてんの?」




聞き覚えのある声がした。
/ 114ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp