第34章 追う者
「上だ!避けろ!」
その言葉を聞いた全員上を見て、エレンは自分に向かって口を開けてるベルトルトを目を見開き見た
そしてその爆風でハンジ達は飛ばされた
アルミンはサシャに、ミカサはアイリスによって守られる
壁の上にいたコニー達も必死に掴まって飛ばされないようにする
ライナーは雄叫びを上げるとカブリとエレンの項に噛み付いた
真っ赤な血が煙と共に溢れる
それを見たアルミンとアイリスは目を見開いた
白骨になりつつ巨人の上を歩くベルトルトはエレンを姫抱きして、ライナーが傍を走り抜けるとエレンが付けていた立体機動装置を使って肩に乗った
そのまま走り去って行く
『「え、エレェェン!」』
アイリスとアルミンの声が虚しく響いた