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残酷で美しき世界の中で

第32章 戦士


ライナー「1度は巨人の手の中にスッポリ収まっちまった事もあるんだ!」

アルミンは思い出したかの様にああ…と呟いた
それは女型の巨人の時だ

アルミン「あの時…」

ライナー「既にもう2回も死にかけた。このペースじゃあの世まであっという間だ…自分で選んだ道だが兵士をやるって言うのはどうも…」

そんなライナーをベルトルトは静かに見つめている

ライナー「体より先に心が削られるみてぇだ。まぁ壁を塞がねぇ事にはしんどいなどと言ってる暇もねぇが…」

エレン「ああ…お前ら2人の故郷も遠のいちばかりだからな」

数歩歩いた先でエレンはそう言った
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