第30章 兵士
ノソリノソリと壁を登った獣の巨人はチラリと城跡を見る
そこには巨人達が争いながらもとうに向かっていた
赤ん坊の声を出したながら同じ巨人は巨人の耳を引き千切る
ナナバ「新兵下がっているんだよ!ここからは立体機動装置の出番だ」
キラリと刃が輝きナナバの掛け声で一斉に巨人退治が始まった
──2時間前
馬は馬小屋で水を飲んで休んでいる
中は荒れているが酷い惨状ではなかった
「最近まで誰かがいたみたいだな」
ナナバ「壁の近くだって言うのにね」
「ならず者が寝ぢ路にしたんだろ」
ナナバ「看板にはウトガルト城跡って書いてあった。こんな所に古城があるなんて知らなかったよ」