第29章 南西へ
獣の巨人はガシャンと壁を登っていた
そして上まで来るとチラリと塔の方を見た
リヴァイ「それから、エレン。お前は自分を抑制しろ。怒りに溺れて本質を見失うな。今度こそしくじるなよ。アイリスしっかりとついていてやれ」
エレン「はい!」
『へぁ!?』
2足の草鞋どころか3足の草鞋を履くことになったアイリスはポカンとしていた
リヴァイ「お前なら出来る」
『…任せてください!』
ニッと笑ったアイリスは、その声と顔は凛としていた
一斉に馬と銀狼が駆け出す
ハンジ「ここの塔からだと壁が見渡せそうだ!南西の壁近くにある古城ウトガルト城を目指そう」
アイリスは3人の前をクロウに乗って走り、3人は横並びで走る
そしてハンジの指示によりウトガルト城を目指し走る