第29章 南西へ
ユミルは何も答えない
クリスタ「私の…生まれた家と関係ある?」
ユミル「ああ、ある」
その言葉にクリスタの目は大きく見開かれる
ユミル「クリスタ安心してくれよ。私かここに居るのは全て自分の為なんだ」
クリスタ「そっか…良かった!」
クリスタは安心したような笑顔を見せた
その笑顔にユミルは目を見開いた
バサリと駐屯兵団のローブが宙を舞う
巨人発見より9時間後
東防衛線
ドシンドシンと巨人がその後を追うように走る
「目標射程圏内に入りました!」
「前半攻撃準備良し!」
「まだだ引き付けろ!」
兵士が防衛線の中に入ると撃てぇ!と声が掛かる