第29章 南西へ
ナナバ「破壊された壁の位置を特定しなければならない。西沿いから壁沿いに走って探そう」
ユミル「私とクリスタは戦闘装備がないんですよ?これより南には巨人がうじゃうじゃいるはず。私達はヤツらのおやつになる可能性が高い。一旦前線から引かせてください」
ユミルの言葉にクリスタはえ?と口を開ける
クリスタ「ユミル…?」
ナナバ「ダメだ!連絡要員は1人でも確保しておきたい。気持ちは分かるが兵士を選んだ以上覚悟してくれ」
ユミルはそのまま口を閉ざした
クリスタ「ユミル。私はここで最善を尽くしたい」
ユミルはクリスタの言葉にチラリと目をやる