第28章 ただいま
「食うのを止めんか!その燻製は冬の備蓄じゃ馬鹿者!」
揉み合いの中コロンコロンと肉が地面に落ちる
サシャ「うわぁぁぁぁぁぁ!」
サシャはヨダレを垂らし、父に思いっきり手のひらアッパーを決めると肉を拾い上げ口に放り込んだ
「この…バカ娘…!」
サシャ「肉!肉ぅ!」
「もういい!好きにせい…」
そう言うと疲れたように歩いていく
「全く」
そんな父を見たサシャは走って木の後ろに隠れる
サシャの父親は階段の所へ腰掛ける
「サシャ、お前はこの世界がどうなっているのか考えたことはあるんか?」
サシャはモシャモシャと肉を食べている