第26章 壁〜ストへス区急襲3〜
ナイルは焦ったようにエルヴィンの言葉を遮った
「お前…これが本当に…人類の為だと…?」
エルヴィン「その一歩になると信じている」
ナイルはクッと目を瞑ると静かに銃を下ろした
「全員銃を下ろせ!奴には手錠を!」
「はっ!」
ナイルの言葉に兵はバタバタと動く
「全兵を現場に派遣し住民の避難、救助を最優先で行え!」
その命令に兵士ははいっ!と慌ただしく動き出す
「エルヴィン…貴様の処刑は正当な裁きで決めてもらおう」
カチャリと手錠を掛けられたエルヴィン
エルヴィン「全てが終わったら喜んで」
リヴァイはコツコツと足音を立て歩き出す