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残酷で美しき世界の中で

第25章 慈悲〜ストへス区急襲2〜


エレン「(思い出せ…)」

死んで行ったリヴァイ班…そしてカルラの事
カルラの最期を思い出した瞬間、エレンは目を見開いた
そして胸に木の枝が刺さっている状態で体を動かし始める

エレン「グゥ…うぐ……!」

木の枝はエレンが起き上がろうとするほど深く刺さる

エレン「(駆逐…してやる…!いや、殺す!)」

立体機動でアイリスとミカサは剣を振るっていた

エレン「(正しいかどうかなんて考えてる暇はない!兎に角動け!綺麗事で終わろうとすんな!)」

ミカサは体制を崩し地面に転がり気絶する

『「ミカサ!」』

アイリスとアルミンの声が重なる

エレン「(そう…世界は残酷なんだ!)」

エレンが歯を食いしばり叫ぶと、ドォンッ!と爆発音が響き渡る

「なっ!?今度はなんだ!」

ドシンッドシンッと走ると窓ガラスは割れ、立っていたアニは振り返ると思いっ切りぶん殴られる吹っ飛ぶ

『「エレン…!」』

アイリスとアルミンは立体機動で巨人化したエレンを見た
そして屋根の上にいたジャンもミカサも顔を上げて見る

ミカサ「(エレン…)」

エレンは雄叫びを上げながら猛突進でアニに向かって言った
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