第21章 噛みつく〜第57回壁外調査3〜
そう言うとハンジはハンカチを広げた
ハンカチの中にはティースプーン
エレン「ティースプーン…ですか?」
ハンジはそのティースプーンを持ち上げた
ハンジ「そ。エレンが出した巨人の右手がこれを摘んでた。こんな風に人差し指と親指の間でね?」
エレンはえ?と声を上げる
ハンジ「偶然挟まっていとは…ちょっと考えにくいね。しかも何故か熱や圧力による変形は見られない。何か思うことは無い?」
エレン「あっ…!確かそれを拾おうとして…巨人化はその直後でした」
ハンジとアイリスは同時になるほどと呟いた