第20章 巨大樹の森〜第57回壁外調査2〜
「どういうことなんだ…?さっきから進路が東のままだな」
「目的地の旧市街地は南のはずなのに…!」
「このままじゃ陣形はあそこにぶつかるな」
「ああ…見えてきたぜ…巨大樹の森が!」
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エルヴィン「巨人の往来があったようだな…同時に草木が生えていない」
開けている道を見たエルヴィンは静かに言った
エルヴィン「荷馬車も進めそうだ…後方に伝達してくれ!これより中列荷馬車護衛班より森に侵入せよと…!」
「ハッ!」
伝達する為に二人の兵士は左右に別れる
パカパカと馬の足音だけが森に響き渡る