第17章 特別作戦班〜反撃前夜2〜
残念ながら今回も意思を通わせるのは不可能と判定に至る
ハンジはゆっくりと近づくが、ガジッとなる歯に再び後ろに下がった
しかしハンジにとって巨人との交流は日々の疲れを忘れるほど充実した時間だった
ハンジ「昔昔ある所に人間を食う一族がいた。お前達巨人の事じゃないよ?人間の一族だ。彼らは山の中腹にある洞窟に身を隠し開道を通り掛かった旅人を襲っては金品を奪い殺し、その肉を食っていたんだ」
「また始まったよ分隊長の命名式」
「ああ…この前はなんだったっけ?」
「チカジローニとアルベルト」
うんざりとした様子でハンジを見る兵士達