第4章 その日〜シガンシナ陥落2〜
ドーンッドーンッと響く砲弾の音
「馬鹿野郎!どこ狙ってんだ!」
「しっしかしコイツに的を狙える精度なんてありませんよ!」
「今そんな御託はどうでもいいんだよ!早く次の玉こめろ!」
「無理だ!」
ガラガラと内門が閉まり始める
「門が…閉まるぞ」
「撤退だ」
「取り残されるぞ」
兵士達も我先にと走り始めた
「おい!」
内門を閉めに掛かっている兵士にハンネスが声を上げる
ハンネス「閉めるな!もう少し待て!まだ中に大勢の人達が残ってるんだぞ!」
「この門が突破されたらこの街1つの騒ぎじゃない!次の壁まで人類の活動領域が後退するんだぞ!」