第15章 原初的欲求〜トロスト区戦防戦9〜
エレン「駆逐してやる!この世から一匹残らず!」
沈黙に耐えかねたのかリヴァイが口を開く
リヴァイ「おい、さっさと答えろ。クズ野郎。お前がしたいことは何だ?」
エレンは荒い息を繰り返す
エレン「調査兵団に入って…兎に角巨人をぶっ殺したいです!」
エレンの目を見たリヴァイの目は一瞬だけ動く
リヴァイ「ほぉ…悪くない」
コツコツと足音を立てて鉄格子に近付き両手で掴む
リヴァイ「エルヴィン。こいつの責任は俺が持つ。上にはそう言っておけ。こいつを信用したわけじゃない。こいつが裏切ったり暴れたりすればすぐに俺が殺す。上も文句は言えんはずだ。俺以外に適役はいないからな。認めてやるよ、お前の調査兵団入団を」
その言葉にエレンは真っ直ぐとリヴァイを見つめた